青の備忘録

ただただ伊野尾くんを褒め倒すブログ

ド新規伊野尾担が考える、JUMPに歌ってほしい邦ロック9選 -Hey!Say!邦ロックJUMP-

お久しぶりです(すっとぼけ)

前回のブログを書いてからもう1年以上経ちました。早いですね、時間が過ぎるのは。

1年前と変わらずこうして伊野尾さんにキャーキャー言っていられることを嬉しく思います。誕生日おめでとう。世界一可愛い29歳だね。(超絶時差)

 

そして1年前にアップしたものにもかかわらず今でもツイッターで反応を下さる方もいて、有り難いなと日々感じている次第です。

 

さて、今回のブログですが。

前回長々と、それはもう長々と自分語りをした時に触れた邦ロックがメインになります。

 

 

 

 

あー!お客様!!!回れ右しないでくださいお客様!!!ちょっとだけお時間をくださいお客様!!!!あー!!待って!!!!

 

……取り乱しましたがテーマはタイトル通りズバリ「JUMPに歌ってほしい邦ロック」です。

"JUMPバンド"という言葉があるように、ライブではバンド形態でのパフォーマンスを見せて我々オタクを楽しませてくれているJUMPちゃん。

そんな彼らがステージで歌うのはアイドルらしいキラキラとした輝きを放つ楽曲達です。

 

今年の1月、有り難いことにコンサートを見に行く機会がありまして初めて生でバンド曲の演奏を聴きました。

歌もさる事ながら演奏すごい!

めちゃくちゃうまいじゃん!!

と衝撃を受けました。

 

いやライブDVDは散々見てきたけども!!上手なのは知ってはいたけども!!!

実際に会場にいることで感じる音圧とか熱気とか勢いとか、そういうのがビシバシ伝わってきてちょっと感動しました。

 

オタクの間で「アニメのオープニングっぽい」と評判だった"FLASH"やアルバム発売当初から圧倒的な人気を誇っていた"女王蜂"など、アイドルっぽいキラキラ王子様感とはちょっと路線の違う2曲の演奏を聴いて、こんな願望がむくむくと湧き上がってきました。

 

「もっと色んな表情のJUMPバンドを見たい」

 

と言うわけで以降は想像力と妄想力と暴走力にモノを言わせる時間でございます。

学生時代聴き漁った邦ロックのあれこれを引きずり出し、最近うっすら聞き齧った曲たちを思い出し、「このメンバーにはこれを歌ってほしい」とただただ己の夢物語を書き殴る時間です。

 

曲名だけあげてもなかなか伝わらないだろうということで、各曲の動画をなるべく公式のチャンネルから引っ張ってきました。 

皆さまそれぞれの自担さんに思いを馳せつつご覧ください。

 

何年前だよっていうものから割と最近のものまで、結構バラエティに富んだセレクトになったなと。まぁ、学生時代から今に至るまでちょっと間が空いてる分今も大活躍されてるのに全然そこに触れてなかったりします。

が。

追いつけてないだけです。いつからか知ってる曲ばかり検索して、新しい音楽に触れることに消極的になってきました…

こうやって人は老害と化していくのだろうなと痛感してます。気をつけないといけないね。

 

 

 

…ってここまで書いたけど、これ需要あるか?

ニワカ伊野尾担が選んだ曲なので各担当さんとの解釈違いありそうだし邦ロック畑の方からも「なんだあのジャニオタ 」言われそうだし。

何より曲選びに時間かけすぎて(昼から曲選んでたのに9人分選び終わったの夕飯時)書き始める前に既にもう私疲れてるし…いや誰も得してなくね???

 

いいんです。書きたかったから。ブログなんて自己満足をまとめて煮詰めて煮こごりにしたようなものだから。そう思って先へ進めます。

異論があるかも、どころか異論しかないであろう問題ブログ、さぁここからが本番ですどうぞ。

 

 

 

 

Hey!Say!7編

 

岡本圭人

Nothing's Carved In Stone/brotherhood

 

youtu.be

 

まずは圭人りん。

圭人りんには英語が多く使われている曲を歌って欲しいなぁと思って選んだ曲。敢えてライブ映像を貼らせてもらいました。

結構バンドのライブっていうとめちゃめちゃ叫んでたり暴れてる、のイメージを持たれる方がそれなりにいると思うし、実際私もそっち派だったんですがこれオシャレですよね。オシャレでスマートだけど確実にブチ上がる。

そして歌詞には、孤独に寄り添い暗闇に差す光のような明るさを感じます。

優しくてスマートさがあり、けれどもコンサートになれば力強いパフォーマンスや煽りで盛り上げる。会場を隈なく駆け回り、細やかなファンサでファン一人一人に寄り添ってくれる。

そういう圭人りんの姿と重なるような気がしました。

ド新規なもんでコンサート中の圭人りんの姿は映像でしか見たことがないんですが、留学から帰って来てくれた時にそれを見ることができたら幸せだなと思って下心満載の徳を積み続ける毎日です。(もはや徳ではない)

圭人りんとしての良さを保ちつつさらに大きく強くなった姿が見れたらいいな。頑張れ。応援してるぞ!!!!

 

 

知念侑李

Base Ball Bear/BREEEEZE GIRL

 

youtu.be

 

お次は知念ちゃん。

PVや歌詞から分かるように、弩級の美人に恋をする10代の心境を歌った甘酸っぱい青春ソング。サウンドも涼風が吹いたような軽快さと爽やかさを前面に押し出しています。

 

「君はそう女の子の最高傑作」(あれ?どこかで似たようなフレーズを聞いたことがあるね??)

 

男の子の最高傑作の集団であるJUMPちゃん。その中でも抜群の天使ぶりを見せる知念ちゃんにどうしてもこのフレーズを歌わせたい!!!

以前某◯レンゲの気持ちに知念ちゃんが出演した際、中川大志くんがとあるタレコミをしてくれましたね。

「外国人の綺麗な女性に目を奪われスマホを落とし、画面をバキバキにした」 

アイドルとして完璧過ぎていまいち知念ちゃんが恋する様子が想像出来なかったのですが、そのイメージが良い意味で崩れたエピソードでした。

女の子に見惚れて物落とすとかめっちゃベタじゃん知念ちゃん可愛い!(結局そこ)

さながらBREEEEZE GIRLに吹き飛ばされる男の子の様だと思ったので、知念ちゃんならこの曲!!とずっと密かに考えていました。

カッターシャツにスラックスにネクタイという定番DKルックで歌ってほしい知念ちゃんならまだまだ高校生でもいけるよ!!なんなら中学生でも!!!!

 

 

中島裕翔

9mm Parabellum Bullet/The World

 

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裕翔りんと言えばドラム。

ドラムと言えば、私のなかでは完全に9mmのドラマーかみじょうさんが浮かびます。

尋常じゃない数のタムを並べて要塞と化したドラムセットを千手観音が如く叩きまくる怪物です。

裕翔りんのドラムセットもなかなかに立派だよね、ドラムを叩く時に浮き彫りになるパンパンな上腕二頭筋を勝手に想像してめっちゃいやらしい目で見てるよ私は(お巡りさんこちらです)

歌詞や歌声も独特。

楽器隊がこれだけ暴れまわって弾きたくり脳みそショートするんじゃないかというくらい目からも耳からも情報が入る中で、恐ろしいくらい冷静でどこか哲学的なんですよね。

 

「"汚れを知らぬ人間だけが天国行き"とか本当のところそれが一番タチの悪い嘘」

「手当たり次第証明しよう一つの過ちも知らない命の無いこと」

 

ファンタジーの欠片も無ぇ。マジレスに次ぐマジレス。

でもこれが真実なんですよねぇ。

マジレス裕翔りんには是非この曲をマジな顔で歌ってほしい。歌でもマジレスしててほしい。(願望)

 

余談ですが。

以前某ドル誌にて伊野尾さんに対し「ギャグセンが高い」「確実に笑いを取る」と語ってくれていた安井謙太郎くん(現7order project)が、Love-tune時代に主演した映画「ニートニートニート」の主題歌を担当したのもこのバンドでした。

「キャリーオン」というタイトルで、その歌詞の内容から発表当時ファンの間では”ボーカルが病にて療養中だったギタリストへ向けて書いた曲なのでは”との考察も飛び出しエモさ全開だったのですが、今の7order projectの面々やファンの方々にも当てはまるような、夢に立ち向かう人にはかなりグッとくる楽曲なので興味のある方はそちらも是非チェックし頂ければと思います。

 

 

山田涼介

weaver/白朝夢

 

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我らが絶対エースであり激重ソングライターことやまちぁにはこの曲を。

これもなかなかにヘビーな曲でございます。

絶世の美少年がめちゃくちゃ重いって設定良くないですか良いですよね奇遇ですね私も大好物です(圧)

同棲中のカップルが朝の些細なやりとりから別れの気配を感じ、かつての幸せだった頃を思い出す切なさをピアノの音色に乗せて清らかに歌い上げています。

 

「君はきっと悲しみだったんだ  悲しみの可能性だったんだ」

「いなくなるだなんてやだよ」

 

しんど〜!!!(クソデカボイス)

愛する人が悲しみの可能性だったんだなんて、そんなことある!?

そんな悲しいことある!?

2人が幸せな時間を過ごしていたからこその表現なんだろうなと思うけど切ねぇな…

やまちぁには何かに縋るような目で歌って欲しいきっと死人が出ます。

そんでもって曲中には

「引き出しの中で  最初の誕生日に君がくれた白い時計  今も動いているんだ」という描写…

うっ…デジャヴ…

3.14の記憶…パステルカラーの時計…

 

重めラブソングと時計ってセットにする法則でもあるんでしょうか。大変興味深いテーマです。(大真面目)

 

 

 

Hey!Say!BEST編

 

有岡大貴

cinema staff/小さな食卓

 

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JUMP永遠のリア恋枠こと大ちゃん。

 

「僕らの悲しみや苦しみは分け合って食卓の料理に並べた」

 

という歌詞があるのですがこれにバチっっっと当てはまるのはやはりこの人しかいないでしょう。

だって既婚者の役してるし。

奥さんと子供と温かな食卓を囲んでいる映像見ちゃってるし。(しんどいofしんどい)

この曲も上記の9mmと同様サウンドのうるささと歌詞の落ち着き具合のミスマッチ感がハンパないんですが、それをうまく溶け込ませているのはやはりボーカルのクリアな声だと思っています。

大ちゃんの声も、普段は「オイ!!!」って突っ込んだりして割と男らしい感じですが歌になった途端とんでもない透明感出してきますよね。あとロングトーンでもぶれない強さ。きっとそういう意味でも上手くハマるんじゃないかなと。

PVの登場人物がみんな魚の頭なのはスルー推奨です。

 

伊野尾慧

UNISON SQUARE GARDEN/君の瞳に恋してない

 

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これもうタイトルからして伊野尾さんっぽくないですか??

このちょっとひねくれてて照れ屋さんで、本当のことを言えないからついつい天邪鬼になってしまうシャイボーイ感。

某◯年倶楽部プレミアムにて「俺のことが好きなんですよ」という大ちゃんに「いや好きじゃねぇよ!!」と返すものの、表情から仕草から大ちゃんへの愛が溢れてしまっている伊野尾さんそのものだと思います。

可愛いメロディに小難しい歌詞が乗っかってるのも伊野尾さんっぽいポイント。美少女お兄さんなルックスなのに理屈をこねくり回す姿を度々見せている伊野尾さんには結構合ってるんじゃないかなと思っています。(褒めてる)

元のボーカルの声も可愛いんですよ。ピアノ弾きながらきゅるるん感マシマシでお願いしたい。

 

因みに。

 

「嵐の中濡れるくらい構わないからバスタオルは任せた」

 

この歌詞、勝手に伊野尾さんと伊野尾担の関係に当てはめてあまりのしんどさに夜中に泣いたことが4回ほどあります。キモいのは自覚してます。だから大丈夫。まだ大丈夫。(何が)

 

 

髙木雄也

wacci/別の人の彼女になったよ

 

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ガチ恋ソングとして今世間を席巻しているofficial髭男dismの"pretender"もしんどいですが、この曲もまた違ったベクトルではちゃめちゃにしんどいですよね〜!

最近知った中では一番聴いてるかも。

別れた男女を歌ったこの曲。

女性目線で元カレに今カレがどれほど素敵な人かを説き、「だからもう会えないやごめんね」と言って1番が終わります。

 

ああああ嫌な奴ぅぅう〜!!!(落ち着け)

 

でも2番に入った辺りで暗雲が立ちこめます。今カレへの愚痴が始まり、正しさやキチンとしている事を良しとする今カレと全てをさらけ出してもそれを受け入れてくれていた元カレとの違いが浮き彫りに。

窮屈さやある種の孤独感から「もう会えない」と言っていたはずなのに「もう会いたい」に変わっていくんですねぇ。

 

…え、ズルくね?この女なんかズルくね??

でも分からんでもないしむしろ何かしんどいね???

髙木くんならそんな女のズルさ、切なさ、業の深さも含めてまるっと抱きしめてくれそうだなと思って選びました。

色っぽくて、しっとりした曲も歌えるんだけどねちっこさがない。カラッとした優しさを感じる髙木くんの声で聴きたい一曲です。

 

 

八乙女光

雨のパレード/new place

 

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レッドツェッペリンB’zなど、ゴリッゴリのロックをこよなく愛するひかにゃんとシティポップが合わさったらどんな化学反応が起こるんだろう、という好奇心で選ばせてもらいました。

ギターの音数が少なくシンプルな代わりにベースラインがエグいのがこのバンドの特徴だと思っていて、バキバキにテクニカルなベースを弾くひかにゃんを見たいと思ったのも理由の一つ。

もう1曲同じバンドの楽曲で「Tokyo」というのがあってそれとすごく悩んだんですが、どちらの楽曲の登場人物も根底にピュアさを持っていてそこがひかにゃんっぽいなと。だから良ければ「Tokyo」も是非。皆までは言わぬ。

こちらの楽曲に落ち着いた理由のもう一つは、これで踊るひかにゃんも見てみたい!ということ。

…いやさっきベース弾くのが見たいって言ってたじゃんというご指摘は受け付けます。受け付けた上で隅に置かせてもらいます(こら)

新曲「Lucky-Unlucky」のダンスを見て、スローにしても、どの一瞬を切り取っても綺麗なダンスだなと改めて思いました。静と動のメリハリが素敵ですよね。

この曲もAメロBメロのヒヤッとする静かさとサビ、大サビの爆発力との対比にグッとくるんです。だからこれをひかにゃんの解釈で、ひかにゃんの振りで見てみたい!!

バンドでやる前提の曲だからダンスには向いてなさそうだけど!!

気にしない!!

言うだけならタダ!!!

 

 

薮宏太

中田裕二/シルエット・ロマンス

 

youtu.be

 

分かってる。

分かってるよこれがロックじゃないのは分かってるよ昭和の歌謡曲のカバーであるのも分かってるんだよ令和にもなって昭和のお話かよって言われるかもしれないけどでもこれにしたい!!!!

これが良い!!!

伝われ!!!

このエロさ!!!

私前々から思ってたんですけど、JUMPの中で誰に泣かされたいかって聞かれたら(???)もうそれは圧倒的に薮さまです。

薮さまに泣かされたいし薮さまに泣きたい(当方伊野尾担)

 

「鏡に向かってアイペンシルの色を並べて迷うだけ」

 

って歌詞があるんですが、そうやってどうすれば綺麗に見えるか可愛いと思ってもらえるかと苦心して仕上げたメイクもね、きっとさして見ては貰えないし気づいても貰えないんですよ。

でもいいの 甘く騙して 恋心(しらたき心の一句)

歌詞、曲調、PV全てが、はっきりとは言わずともこの恋は実らないと物語っています。それでも良いからもっと騙して欲しい、もっと夢を見せて欲しいと涙を流す大人の失恋ソングをね、薮さまに歌って欲しい訳ですよこんなもん絶対似合うに決まってる!!

みんなこれ聴こうよこれ聴いて薮さまに泣こうよ(強制すな)

 

 

 

とまぁここまで一通り書いてみたわけですが。

なっが…前のブログ書いた時も思ったけどなっっが…まとめるの下手かよ…長文書く体力無いんだからほどほどにしとけば良いのにすぐ調子にのる。

 

9人9色のJUMPに合わせて色々選んでみましたが、皆さまお気に入りの一曲、お気に入りのシチュエーションは見つかったでしょうか。

駄文に付き合っていただき本当にありがとうございます。

「この曲も良いよ!」「これもおすすめ!」というのがありましたら是非教えてくださいな。教え合い共有し合うのもまた音楽の良さですよね。

 

ではまた!!来年かな!!( )

 

サブカルクソ女が伊野尾くんに堕ちた話

はじめまして。ジャニオタ初心者のしらたきと申します。

こうやってブログを始めるのは中学校の時以来で、黒歴史を再来させてしまうのではと一抹の不安も感じつつ開設しました。

伊野尾くん沼にドボンするまでの経緯を、無礼な内容も多少ありますが備忘録としてただひたすら延々と垂れ流すので、もし時間と根気と忍耐力をお持ちの方がいれば最後までお付き合い下さい。

 

 

さて。

伊野尾くんを追いかけ始めてはや1年が経ちました。

まだまだ知らないことも多いド新規ですが、正直1年も続いていることに驚いてます。自分の中でもあまりに異例のこと過ぎて、今の気持ちを忘れまい、と普段なら絶対手を出さないブログにこうやって書き連ねている始末です。

 

何故って以前の私はジャニーズが大の苦手だったから。

テレビでキラキラした笑顔を振りまく姿にどこか腹立たしさすら感じ、見つけ次第チャンネルをすぐ変えてしまっていた程に。

 

少し前、本当にほんの1〜2年前まで私は邦ロックに青春の全てを費やし、「ロックこそが音楽」だと割とマジで思っていたタイプのサブカルクソ女でした。

足繁く地元のライブハウスに通ってはメロディと騒音とのギリギリの境界線を行き来するような爆音を全身に浴び、四つ打ちのリズムに身を委ねステップともダンスとも言い難い自己満足な踊りで汗を流すことに何よりも心地良さを感じていました。

 

一推しのバンドはもちろんいましたが他にもフラフラと色んなバンドの音楽を聴きあさり周りの友人も知らないような、けどなんだかこれから売れてきそうな、そんなバンドを見つけてはドヤ顔で紹介して「こんなに音楽に詳しい私」の承認欲求が満たされることに幸せを見出していたんです。

 

 

…こうやって書き出して見ると音楽を自分の欲求を満たす為の道具かのように扱う傲慢さに呆れを通り越して笑いがこみ上げてくるな(苦笑)

 

 

まぁこんな調子だったので、「オリジナルを作ってこそミュージシャン」と信じて疑わず、音楽番組を席巻するアイドル達を「職業作家の作った音楽をただ歌い、振り付け師が考えた振り付けをただ覚えて踊っているだけの存在」などと考え若干、いや、かなり見下していたと思います。

 

当時自分が好んで聴いていたのは、好き嫌いがハッキリ分かれてしまうようなとにかく激しく、ライブに行けばダイブやモッシュは当たり前なバンドであり、地方のちょっと大きいハコでギリソールドアウトというような知名度のバンドばかりでした。

ライブ中に目にした彼らのMCから滲み出てくる苦労や着古したTシャツ、手入れが行き届いていても隠しきれない無数の傷が付いた楽器達を思い出しては、「彼らはこんなに苦労してるのにどうしてテレビに出られないんだろう」と半ば八つ当たりのような気持ちで某有名司会者の隣に座って親しげに近況を語るアイドル達を睨みつけるのが常でした。

 

 

…と、ここまで書いてみたものの、こんな状態からどうやって伊野尾くんにハマっていったのか自分でも見えてこない…。

過去の話とはいえこんなにアイドルを敵視していた自分がつい最近まで存在していたなんて、今では信じられない。人生何が起こるか分からないもんだと、当時を思い出すたびフッと笑ってしまいます。

 

 

ちょっと前置きの自分語りが長過ぎたな。

ここからが本題です。(←)

 

 

そんな熱く歪んだ青春を過ごしたサブカルクソ女が学生から社会人になり、現実の厳しさを思い知って早ばやと挫けそうになった頃、私は伊野尾くんと出会いました。

 

出会った、とは言っても伊野尾くんの名前自体は既に学生時代に友人達との会話の中で良く耳にしていました。

特にその頃は週刊誌で件の海外旅行がすっぱ抜かれ、ジャニオタ界隈が大騒ぎになっていた時期。伊野尾担だった友人が廃人の如く沈み込む様子を見ては、何が何だか分からないまま「きっと遊びだよ、本気の恋愛をする相手にしては色んな意味で結構ハードルが高いじゃないか」などと的外れな慰めをしていたものです。

 

当時の私は深夜のお笑い番組でお相手の女性を頻繁に見かけており、なんなら彼女の出演作品まで目にしていたものの、騒動の中心人物である伊野尾くんに関しては名前しか知らないどころか顔すら見た事がありませんでした。自分の中での知名度は、完全に彼女の方が上だったのです。

 

そんな感じだったもんだから、伊野尾くんに対する最初の印象は「その手の女性にも受け入れられるくらいなんだから相当お上手な人なんだろう」というアイドルとしてはまぁまぁひどいものでした。

そんなある意味衝撃的なファーストインパクトだけが残ったまま試験勉強に明け暮れる日々を過ごした私は、いつしか伊野尾くんを記憶の彼方に飛ばしついに思い出すこともなくなりました。

まぁ突発的なスキャンダルでしか知らない人物への記憶なんてそんなものでしょう。

 

そんな第一印象が最悪だった伊野尾くんの沼に沈んだのは、まさに一年前の今頃。

日テレのしゃべくり007に出ていた伊野尾くんを見た時の事です。

 

 

…長い。かなり長いな。

これでも多分内容的に半分もいってない気がする。

ここまで書いてきたけどマジでロクなこと書いてないな、世の伊野尾担に殺されても文句言えないぞこれは…

すまん!

今更あれこれほじくり返して申し訳ない!

正直に記憶を遡ってるだけなんだ!

悪気があるわけではないんだ怒らないでごめん!!

 

 

さぁ話を戻し時は2017年5月22日

夕食後ソファでうたた寝を始めた彼氏に構ってもらうのを諦めた私は何の気なしにテレビを点けました。

 

もともと朝はZIP!で始まり昼間はヒルナンデスを眺めてなんとなーく流行っているものの情報を仕入れ、夜は笑ってコラえてやしゃべくりを見るのが定石な日テレ大好き人間だったので、この日も当然のようにチャンネルを日テレに合わせました。

するとテレビ画面に男とも女とも分からない不思議な雰囲気を纏った人物が忙しなくコロコロと表情を変え、あれよあれよと芸人から投げかけられる無茶振りに応えている姿が映っていました。

 

最初はどっかの俳優が番宣にきたか?と思って見ていたのですが、画面の両端に浮かんでいた"男からカワイイと言われるジャニーズ  Hey!Say!JUMP 伊野尾慧"の文字を見てふと件のスクープを思い出し、「あぁあの人か、一人でしゃべくりに来るなんて随分と推されてんのな」と穿った感情が湧いたのを覚えています。

そんなもはや偏見とも言えるイメージは、番組が終了するまでの約30分であっさりと崩されました。

 

 

上田さんに話を振られてアップになった伊野尾くんを見た時、「バンドマンの上位互換かよ」と無意識に口に出してしまっていました。

スタジオに篭ってて日光になんてほとんど当たりませんと言わんばかりの白い肌

ちょっと斜に構えて大人の言葉をさらりと受け流す余裕ありげな笑み

そしてふわっふわにセットされたミルクチョコみたいな色のマッシュルームヘア

 

正直その頃ジャニーズのタレントさんはほとんどテレビで見かける人しか知らなかったのですが、こういうタイプの人は今まで見たことがなかったなと思いました。

サブカル女がホイホイ食いつきそう、と思いつつそんな私もテレビの中で喋っている伊野尾くんから目が離せなくなっていることに気づき、チョロいにも程があると呆れましたね。

 

音楽に流行があるようにやっぱり髪型にも流行はあるもので

四つ打ちダンスビートが邦ロック界を蹂躙していたのと時を同じくして、巷で話題のバンドマンはこぞってマッシュヘアにしていた印象があります。

マッシュヘアのボーカルがフロントに立ち、マイクに思いの丈をぶつけるMVをあれこれ見ていた自分にとって、伊野尾くんのあの髪型は見慣れた安心感というかある種のとっつきやすさすら感じさせたのです。 

 

ただ、学生時代から楽器の演奏や曲作りに精を出してきたバンドマンと、幼少期から人に見られる事を前提で己を磨いてきたアイドルを同じ括りで語るなんてジャンルが違いすぎるし言語道断だとは思うのですが、やっぱりお顔が段違いにかわいかった。

 

眠そうで気怠げな、だけどしっかり目尻まで刻まれた幅の広いパッチリ二重

パンパンで今にもはち切れそうな涙袋

正面から見るとあまり存在感を感じないほど控えめなのに、横顔になった途端その高さが主張し始めるスッとした鼻筋

笑った時にぷくっと盛り上がる頬

ふっくらと厚みがあってツヤツヤしてそうな唇や真顔なのにキュッと上がって見える口角

…信じられるか?この表現全部26歳男子の顔から生まれてるんだぜ??

どこの美少女だよ…

 

"男にカワイイと言われるジャニーズ"という謳い文句に負けない抜群のかわいさを前にこれまで何となく持っていたジャニーズへの苦手意識はどこへやら。

音楽番組を見てはグチグチ言っていた頃の自分を棚に上げ、すっかり釘付けになっていました。

 

 

この瞬間まではただ単に伊野尾くんの容姿が気になりつつあるという程度でしたが、番組が進んで伊野尾くんのトークが始まると、いつのまにかその内面にまでグッと引き込まれていったのです。

 

 

仕事がなくほぼ毎日大学に通っていた頃の話をあっけらかんと、「楽しかったですよ」と語っているのを見たとき、実はこの人とんでもない人なのかもしれないと軽い衝撃を受けました。

 

トークの滑り出しから、売れてきた芸能人がよくする無名だった頃の話を涙ながらに語ったり、どんな悔しい思いをしてきたか、どんな苦労をしてきたかを打ち明けて「大変だったね」と労うくだりがあるのだろうと勝手に予想していたのですが。

実際の伊野尾くんは「大変だったでしょ」と言われても学生生活を送れた楽しさだけを語り、むしろそれ以上踏み込ませまいとしているのではとすら思えました。

御涙頂戴な展開を良しとせず、苦労も見せず、エピソードは出してもそれは視聴者や出演者を笑顔にする内容で。

 

これまでの先入観や見た目のイメージが先行して、チャラチャラした人なのかと思っていたのですが案外硬派な人なのかもしれないと思うともう止まりませんでした。

ギャップです。

ずるい。

あんなの好きになるに決まってる。

たった数分のトークで完全に心を奪われてしまいました。

 

 

そこからはもう転げ落ちるようで。

番組内での伊野尾くんのやることなすこと全てが好意的なものとして自分の目に映っていました。

 

きのこ星の住民になるというフリに「それ俺が一番嫌いなヤツ」と言ったのも、あんなにかわいくファンタジーなお顔しといてそういう演出から一歩引いたクールな視点を持ってるのかときゅんとしたし

 

実は下ネタ好きで「エロい事をお上品に言いたい」と言ったのも、あんなにかわいくてち◯ち◯ついてなさそうなお顔しといて中身はちゃんと男の子なんだとドキッとしたし 

 

一発ギャグやモノマネに挑んで玉砕してるのも、あんなにかわいく女子アナやモデルの如く「そんなの出来ないですよ〜」って言いながら中途半端にやってみせて場を凍らせそうなお顔してるのに、全力でやってみせて(面白いかはまた別)意外と肝が座ってんなと感心しました。

 

 

お顔がかわいい前提で、そのイメージを発言や行動でことごとく裏切って驚かせ続ける伊野尾くんは見てて爽快感すら感じさせましたね。

 

 

一方で故大杉漣さんのアドバイスを元にいきなり怒り出すシーンでは、大声を出してはいるけど明らかに怒鳴り慣れてない雰囲気がにじみ出ていて、日常的に誰かに腹を立てたりしない穏やかな性格が透けて見えるようでした。

そこからの泰造さんとのキスの流れは、アイドルのファンからしたら阿鼻叫喚の地獄絵図になってもおかしくないほどの衝撃だったかもしれません 

 

しかし当時のフラットな一視聴者の目線としては自然なものでしたし、そこに躊躇わず飛び込んで行った伊野尾くんには「売れてやるぞ」という気概すら感じて、9人組のグループから独り戦地にやってきて奮闘する姿にこの子凄いぞ!と興奮しました。

 

 

一通り番組を見終えた後もぼんやりと余韻に浸っていて、その時「あ、そういえば」と思ったことがありました。

それは、しゃべくりのレギュラー陣が大幅に脱線することも暴走することもなく、あくまでも伊野尾くんを中心として番組が進行していたということ。

 

何気にこれって凄いことだと思うんです。

しゃべくりをよくご覧になる方は知っているとは思いますが、ゲストをお迎えしてフリップまで準備してるのにほとんど触れずレギュラー陣がわちゃわちゃしてるだけで番組が終わってしまう回って少なからずありますよね。

メンバーがゲストについて何も知らされずにお迎えして即興で話すとは言え、流石にもう少し喋らせてあげようよと思ったことも数知れず(笑)

 

誰が来ても自分たちのペースに巻き込んで進めていくツワモノ揃いのしゃべくりで、きちんとトークのやりとりをして企画もこなして映画の宣伝もして、と自分の仕事を全うできたのは、レギュラー陣の匙加減ももちろんあったのでしょうが伊野尾くん自身にトーク力やどんなフリにも乗っかる度胸・柔軟性があったのも大きかったのではないかと思ったのです。

 

 

伊野尾くんに対する自分の気持ちがここに行き着くまでにかかったのはほんの1〜2時間

短時間でしっかり新規顧客を獲得して去っていった伊野尾くんはあまりにも仕事ができる男過ぎて、私はこの時"沼"という概念を初めて身を持って理解したような気がしました。

 

 

それ以降私の生活は伊野尾くん一色に染まり、Twitterや色んなジャニオタさんのブログを読んでは情報を漁りました。

YouTubeで片っ端から動画を見てはすぐ速度制限の上限を越し、固まって動かなくなった再生画面がもどかしくて20Gに変更にしたのですがそれでもすぐ上限を突破。

伊野尾くんを見たい欲求を抑えられずWi-Fiの契約も結んでしまいました。

 

ますます際限がなくなった私がいただきハイジャンプの動画を発見し、寝食も忘れて夢中になったことや、伊野尾くん以外のメンバーについて徐々に情報を得ていきこれまでHey!Say!JUMPに対して持っていたイメージが大幅に変わってさらに沼に沈んだのはまた別のお話です。

 

 

 

いやー終わりました。

長かった。

すみませんこんな駄文に付き合わせてしまって…

いやいや自惚れるなしらたき最後まで読んでくださる人なんていないかもしれないぞ!

読んでくださった方はありがとうございます。

伊野尾くんを好き!と痛感した瞬間は他にもまだまだたくさんあっていくら書いても書ききれないくらいなんですが、堕ちた日に限定するとこんな感じ。

 

伊野尾革命はしゃべくりに出演する何年も前から始まっていたのですが、なにぶん私がその手の話題に疎すぎてですね…世間の認識と当時の私はだいぶズレていたんだなと今回書き出してみて改めて思いましたね。

誤解しててごめん伊野尾くん。

君は本当に素敵な人だ。

 

まだまだジャニオタ初心者な私なので、用語も知らずJr.どころかデビュー組に関しても殆ど知識を持ち合わせていないクソにわかなので、中には読んでいて不快な思いをした方もいるかもしれません。すみません。どうかご容赦ください。

 

久々にこんな長文を書いたのでなんか疲れちゃいましたね、気分転換に宮城のPR動画見てこよっと!

ではまた!